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小アルカナ・ソード

「ソード」というスートは、攻撃・積極性・困難・苦痛に関する事柄を表しています。
「ワンド」も困難を乗り越える積極性を表しますが、「ソード」は同じく積極的でも、悲劇的な痛みをともなう結果 になってしまいます。「ワンド」での失敗が棒で殴られた鈍痛なら、「ソード」の痛みは文字どおり剣で斬られたような、時には致命的な苦痛です。

世の中には楽しいことばかりではなくつらい事柄がたくさんありますが、カードを見ていると、それを一手に引き受けているかのような、痛々しい絵が並びます。 そんな痛みを抱えながらも、困難に立ち向かうことをやめない、ソードはそんな積極性も表しています。自分も周りをも傷つけてしまう可能性のある攻撃的な行動力です。 だけど、人生泣いてばかりもいられない、悲痛だけれど、こんな強さとパワーが必要な時があるのも確かです。

「ワンド」の情熱と冒険の戦い方とは違い、「ソード」は情報戦というか権謀術数というか、冷静な分析をしながら戦います。なので、その分析や判断が正しいのか、自分1人で悩んだり、ということも「ソード」が表す事柄になって来ます。

※小アルカナは1~10まで、各スートの持つテーマにそって、一つのストーリーがあります。各カードをを一枚ずつ見て行くよりも、そのストーリーを感じながら見て行く方が、それぞれのスートが理解しやすくなります。ストーリーは数字の持つ意味にそって進んで行きますので、「数字の持つ意味」も合わせて読んでみて下さいね。


■ソードのストーリー
ある王様が領土を広げようと、隣国への侵略を決意します。
困難は多そうだけれど、きっとやり遂げてみせる。強い決心でしたが、まずは状況を見極めるために様子をうかがいます。状況に押されるように機が訪れ、王様は侵略を開始しますが、逆に自分の領土を失い国を追われます。

しばらく身を潜めて休む王様ですが、領土奪還への気持ちは消えず再び戦いを挑みます。いろいろ悪どい手も使いましたが、隣国は非常に残虐で王様は敗走します。悔しさは消えませんが今は逃げるしかありませんでした。

陣を組み直し再び敵に対峙する王様でしたが、今度は自分の軍隊の中にスパイがいたのです。スパイは王様を裏切り、多くの兵器を奪って逃げました。王様はだんだん自分の判断に自信を持てなくなり、思いきった作戦をとることができなくなりました。悩み過ぎた王様は過去の失敗にとらわれ、周りが見えなくなり、家来が口々に自分の悪口を言っているような気さえするのでした。

そんなある夜、敵から奇襲を受け王様の軍隊は何もできないまま踏みにじられ全滅、王様は敵の騎士に囲まれその身に剣を何本も受けてついに倒れます。すべてが破滅に向かった夜は白々と、静かに明けて行くのでした・・・。
# by adati921 | 2009-08-16 00:11 | タロット占い

占いに流されないで

占いをはじめるようになると、悪いことが続いた時に「今、私は悪い時期なんじゃないだろうか・・」などととかく気になってしまうもの。これは、あまり良いことではないようです。
占い界では、変化が無い次期を「良い時期」波乱万丈な時を「悪い時期」と定義づける事もあるので「ついてない」という不安な気持ちで占いを見てしまうと、その年、その月、その週やその日の運気が良いか悪いか、それに暮らしを左右されてしまいがちになります。
完璧に当たる占いなど、絶対にありません。あくまで占いは、その内容を自分が解釈し、前向きに捉えて進んでいくための一つのツールにしか過ぎない・・という事を踏まえた上で、利用することをおすすめします。

私の周囲にも占いを趣味にしている女性が何人か居るのですが、彼女らも自分がうまくいかない時や気持ちが停滞している時に、占いの中に明るい未来の姿を求めるなど、ついすがってしまうことがあるようです。
占いの結果は、あくまで自分へのアドバイス。占うときは、希望するイメージをはっきりさせてから望むこと。占いに結果を全てゆだねるのはやめましょう。それもあまりひんぱんにやるのでは無く、何かを決定したい時に、自分の強い意志と共に結果を聞くのが良いのだと思います。
# by adati921 | 2009-06-29 21:38 | タロット占い

占いとは?

占い(うらない)は様々な方法で、未来や他人の心の内など直接
観察することのできない出来事について知ること。またはその方法。

占いを鑑定する人を占い師または占い鑑定師という。
また手相家、気学家、人相家など「家」を付けたり、易者ともいう。
お客は先生と呼ぶことが多い。

占いは「統計」と混同されるが、占いは独自の理論と個人の経験で
構成されており、統計や統計学、科学としての研究からは由来しては
おらずまったく異なるものである。

例えば占星術は古代に天文学と重なっていたたが、天文学が自然科学
として発展したため現在では全く関係が無い。

占いの種類は、大別すると命・卜・相(めい・ぼく・そう)の種類に
分かれる。目的に応じて占いを使い分ける、組み合わせることが
肝要である。(また命・卜・相に医、山を加えて五術ともいわれる。)

また現代的視点では命は統計学的情報に基づいて予測される占い、
卜はその占いに使用する媒体が示す確率論に基づいた占い、相は
積み重ねられた経験則に基づいた占いと考えられている。

占いは、その信憑性が科学的にはっきり証明されていないにも関わらず、
占われる人に対して かなりの影響力を持つ。
この特徴は 特筆に値する。
# by adati921 | 2009-06-24 22:30 | タロット占い