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タロットカードによる瞑想

 タロット占いを行うのに、イマジネーション(想像力)というのはとても大切な働きをします。それは、タロットによる占いは、「ストーリー作り」が重要だからです。瞑想というのは、このイマジネーション能力を磨くことができる、ということですね。

 まず最初に注意しておきますが、「瞑想」というのは一種の自己暗示による幻想ですので、暗示にかかりやすく抜け出しにくい人は、決して一人では瞑想作業を行わないで下さい。あと、体調や精神状態のすぐれない時には、嫌なイメージが喚起される場合がありますので、そういう時もなるべく避けて下さい。
 それから、瞑想の終了後は、きちんと「自己暗示」を解くことが必要です。そうしないと、日常生活に支障が出る場合があります。瞑想から得られるものは、日常生活とは本来何の関係もないもの。一般社会で普通の人として生きていくためには、そういうことを、きちんと理解しておくことが必要ですね。

 では、心の準備ができたら、瞑想をやってみることにしましょう。

 まず、瞑想には、静かでくつろげる場所が必要です。姿勢は、椅子や床に座るか、寝転んでいてもいいですね。瞑想中は、あまり体位を変えないので、楽な姿勢を保てるようにしておきましょう。

 心を落ち着けてから、適当な一枚のカードを選びます。選び方は、第2-4章と同じやり方で結構です。

 選んだカードを、じっと見つめて、頭の中にその絵を「像」として記憶します。それから、徐々に目を閉じてゆき、実際に見えている像を頭の中に記憶されている像に置き換えていきます。完全に瞼を閉じれば、目の前に見えているように感じる「像」は、頭の中にある記憶像ということになりますね。
 そのままの状態で、心を静かにして呼吸を整え、しばらく待ちます。すると、その像に自分自身が融合して、その中の世界に溶け込むことができるようになります。あとは、「心の赴くまま」に、その世界を探検します。あちこち調べてみるのもいいし、あちこちで話をしてみるというのも、いいですね。まあ、ここでのやり方としたら、先ほどの「カードとの対話」と似たようなものになりますが、一つ違うのは、「意識的に動いてはならない」ということです。あくまでも「心の赴くままに」というのが、キーワードです。意識は「観察と記憶」だけに使って、無邪気なカード世界(自分の分身を含む)を観察してみましょう。

 さて、ひとしきり(最初のうちは、5分程度で充分)探検したら、その世界から抜け出します。ここだけは、意識的に行うことが必要ですね。カード世界の住人にさよならを言い、静かに目を開け、現実世界へと戻ってきます。

 最後は、深呼吸をして、瞑想によって体の中に残っている「カード世界の気」を完全に放出しておきます。大地に触れて「残った気」を流し去るのも、いいですね。
 途中で寝てしまっても、起きた時には忘れずに「残った気を抜く」作業をやっておいて下さい。そうしないと、ボーッとした感じが残ってしまう場合があります。

禅と脳/瞑想地獄変/【展】東京国立博物館・常設展/想像してみてください。/◆スウィートな地獄◆/生き方を軌道修正したわたくし
by adati921 | 2008-01-29 22:51
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