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本音で生きる

常に自分の中に答えを求めなさい。
周りの人や、周りの意見や、周りの言葉にまどわされていはいけません。
――アイリーン・キャディ


私たちは、本音では「やりたくないなぁ」と感じているのに、
「でも、人と合わせなきゃいけないし」
「やらないと変に思われるから」
というように、本音を打ち消してしまうことがあります。

本音のことを、ミューカは「内なる声」といっています。
内なる声とは、そのまま「潜在意識からのメッセージ」です。

「なんとなく、やりたくないなぁ、気乗りしないなぁ」と心底感じていることは、
潜在意識が「やらないほうがいいんだよ」と言ってるということです。

ただ、いつもの意識が「あ~面倒くさい。やりたくない」と感じているのは、
潜在意識のメッセージではなく、顕在意識で思ってることになります。

「なんとなく」「なぜだか分からないけど」
というように、心の奥にある静かな感情というのが、「内なる声」です。

はじめは、「顕在意識で思ってること」と「内なる声」との区別がしにくいかもしれません。
だんだんハッキリ分かるようになってきます。
「顕在意識で思ってること」=頭で考えてること
「内なる声」=直感
といえるかもしれません。

あるときミューカは飲み会に誘われたのですが、
とにかく「よくわからないけど行きたくない」と感じていたので、お断りしました。
後日、飲み会に行った友達の「つまんなかったよ」「疲れた」という感想を耳にして、
「ああ、やっぱり」と感じたものです。
「無理して行ったところで、何も楽しめない、疲れるだけだよ」と潜在意識は教えてくれるのです。

内なる声にしたがって、「断る」「やめる」ということは最初は勇気がいるかもしれません。
「なんとなく・・・」という漠然とした直感を頼りにすることは、あまりにも心細いかもしれません。

ミューカも以前はそうでした。
心の底では「行きたくないなぁ」と感じているのに、
人からの目を気にしていつも内なる声を無視してきました。
でも、そうやって内なる声を無視したときは、いつも楽しめないし、「行かなきゃよかった」という後悔ばかり残りました。
そんなことが何度も続いて、いい加減学習したミューカは、
「なんとなく行きたくない」時は、思い切って「断る」「やめる」ことにしました。
勇気がいるのは最初だけで、いろいろ迷ったりしなくてすむので、どんどん楽になりました。


「内なる声」というのは、無駄がありません。
意味のない、役に立たない情報が、あなたの心の奥深くから湧いてくることはありません。
「内なる声」は「その行動があなたにとって最良か、そうでないか」を教えてくれます。

「これをしたら、いいことがあるよ、楽しいよ」という、あなたに喜びをもたらす結果になる情報か、
「これをしたら楽しめないよ、疲れるよ」という、あなたが疲れてしまう結果になる情報です。

内なる声がそう囁いていても、
「そんなことをしたら変に思われる」「根拠もないのに行動できない」と思ったり、
「やらないと嫌われるかもしれない」「断るなんて相手に悪い」というふうに考えてしまうのが、「顕在意識」なのですが、
私たちは多くのあいだこの「顕在意識」に支配されています。
だから、「顕在意識」より「潜在意識」を信じることに、躊躇いがあります。

でも実は「顕在意識」より「潜在意識」に従ったほうがうまくいきます。
なぜなら「潜在意識」はすべての人とつながったマザーコンピューターであり、ファンタジックにいうなら「宇宙の智慧」というところです。
完全に信頼する価値はあります。

内なる声は、「あなたに出来る」情報しか与えません。(これも波動の法則です)
つまり、あなたが閃くことは、すべて「あなたが出来る」ことなのです。

「そんなことをしたら変に思われる」「根拠もないのに行動できない」と思っていても、
内なる声は、「これはあなたに出来ることです。これをやればあなたにとって嬉しい結果になります」と言っているのです。

実際、内なる声というのはこんなにハッキリと聞こえてくる声ではなく、
感情でいう「ワクワク感」に似たものです。
「なんだかこれをしたら楽しいかも、ワクワクする」と感じたことは、
出来る限り行動に移してみてください。

行動した結果、「内なる声は正しい」と実際に理解できます。


「内なる声→それに従って行動」
というのを繰り返していくと、
「自分自身」との信頼が深まっていくのがわかります。

ちょっと不思議な言い方しかできないのですが、実際に実感すると分かると思います。
自分自身との信頼が深まると、
漠然とした不安感がなくなり、芯が通ったような強さが生まれます。
ひとりでいることも怖くないし、
人からどのように見られるかもあまり気にしないでいられます。
どんなことが起きても、「これは何かを教えてくれるために起きたんだ」と捉え、冷静になれます。

難しいことはありません。
最初だけ、ほんのすこしの勇気があれば、
あなたは、内なる声(本当の自分)と共に喜びに満ちた毎日を過ごすことができるのです。
by adati921 | 2009-09-01 00:37
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